2023年2月17日 / 最終更新日時 : 2023年2月17日 MunakataHiroshi MENTAL NOTE ヒッチコック的サスペンスと『’TEMAKI’ Mind Reading』の関係 批評からちょっとしたエッセイまで、世の中に映画にまつわる題材を取り扱った本は山のようにある。その中で最も有名と言って差し支えなさそうな本が、トリュフォー/ヒッチコックの『映画術』である。 これはフランスの映画批評家であり […]
2022年2月5日 / 最終更新日時 : 2022年2月5日 MunakataHiroshi 映画 映画日記 2022/02/05 しかしこれは、なんという……。 ウェス・アンダーソンの最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、ある意味で“完全な”映画である。自閉しているともいえる。「これは何の話?」とダイレク […]
2022年1月16日 / 最終更新日時 : 2022年1月16日 MunakataHiroshi 映画 映画日記 2022/01/16 これぐらいは見ておかねばと思ってジェーン・カンピオンの『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を見た。力強いショットと胴の据わった演出に確かにこれは並大抵のものではないなと思ったのだけど、特に前半はどちらかというとテーマに映画が従属 […]
2021年8月29日 / 最終更新日時 : 2021年8月29日 MunakataHiroshi 映画 「演技の演技」もしくは「演技に見えない演技」──『ドライブ・マイ・カー』 179分という触れ込みに最初はやや尻込みしつつも、ファーストカットの美しい不透明さとそこで霧島れいかによって語られている「お話」の奇妙さとその声の生々しい魅力に目と耳を奪われ、それから淡々としていながらも無情に突き進ん […]
2020年12月7日 / 最終更新日時 : 2020年12月7日 MunakataHiroshi 手品 手品の完成について 最近、ずっといじくってたカードのトリックが2個完成した。アイデアの萌芽の時点にまで遡ると数年はかかったかと思う。小品ながら、わりと長いことああでもないこうでもないと模索してきたものだった。 2つとも、決め手となるアイデア […]
2020年10月1日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 MunakataHiroshi 映画 ノーラン、TENET、そしてシャマラン ダンケルクを経て今度のノーランはスパイアクションものだというので、ジャンル映画に接近しているのは良い傾向だなと思いつつそれなりに期待もしてTENETを見てきたが結論から言うと非常にくだらないと思った。退屈な理屈をこねまわ […]
2020年6月14日 / 最終更新日時 : 2020年6月14日 MunakataHiroshi 映画 三池崇史『初恋』のどこに感動したか あなたは三池崇史『初恋』のどこに感動しただろうか。まず役者に感動した観客がいただろうと思う。この役者はこんな顔をするのかとか、この人がこういう役をやっているところを見たかったのだ、と膝を打って感動した観客がいるはずだ。ま […]
2020年5月5日 / 最終更新日時 : 2020年5月5日 MunakataHiroshi 52㎐ マジックマーケットオンラインお疲れさまでした マジックマーケットオンラインが3日間にわたって開催され、ひとまず無事に終了した模様。サーバーも落ちなかった(ソフトバンクの通信障害という外的なアクシデントはあったが……)。 クロマドウ会のブースより頒布した『52Hz』だ […]
2020年4月15日 / 最終更新日時 : 2020年4月15日 MunakataHiroshi SF テッド・チャン『息吹』雑感 テッドチャンは、人間という生き物が知的に進化する可能性をもった存在であることを信じている。テッドチャンというのは、この作品集『息吹』に収められた作品や『あなたの人生の物語』を見てもそうだが、これまでの世界を一変させる新規 […]
2020年4月12日 / 最終更新日時 : 2020年5月7日 MunakataHiroshi 52㎐ 最終稿入稿(4/12) 52㎐の最終稿を入稿した。 とりあえずものすごい虚脱感である。2年ぐらいかけてずっと書き換えてきたものがとうとう2度と書き換えられない姿に落ち着いたわけで、手を離れたと言うこともできる。もう目を皿のようにしてチェックしな […]